六角棒レンチの基礎知識とバリエーション

六角レンチ

六角棒レンチ

六角棒レンチというのは六角穴のついたボルトを締めたり緩めたりするために使う工具です。
六角形からヘキサゴンレンチと呼ばれることもあります。

あまり知られていない工具ですが、正しく使わないとネジがうまく締まらないことも多いです。
使う際には正しく行うようにしましょう。

六角棒レンチの正しい使い方

六角棒レンチを使う際にはまずはレンチのサイズとネジのサイズが合っていることを確認することから始めます。
サイズが合っていないとレンチとネジがぐらぐらしてしまい、なかなか操作ができません。
そこでぴったりとサイズが合っているものを選ぶようにしましょう。

次にサイズがあったら長い方の先端をネジに差し込みます。
差し込んだら回していくのですが、その際、軸がぶれないように片手を添えて回すことがポイントです。
最後に短い方の先端に差し替えたらしっかりとネジを締めこんで仕上げます。

締まっているネジを緩める場合には、短い方の先端を差し込みネジを締めるのと逆の動作をしていきます。
ネジを緩めていき、軽く回るようになったら長い方に差し替えて回して完了です。

失敗しやすい使い方

六角棒レンチを使う際、片手で使おうとするとどうしてもぐらぐらしてしまい締められません。
そこで必ず両手で絞めるようにします。

また、締められるからといって長い方で最期まで締めようとする人がいますが、これも正しくありません。
先端の方に差し替えて作業をしないと締めきれず緩いままで仕上がってしまうので気をつけましょう。

六角棒レンチを使う六角穴付きボルトはネジよりも六角形の穴が小さいのでレンチはとても負荷がかかります。
そのためネジを回す際に力を入れすぎるとネジが傷みやすいですし、破損することもあるので気をつけましょう。
特にネジが小さいとすぐにネジがつぶれてしまいます。
弱い力で少しずつ力を加えていくようにすると失敗が少ないです。

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