戦中戦後の日本経済を支えた立役者アネックス
アネックスといえば、ドライバーなどの工具を専門に扱う、知る人ぞ知る大手メーカーです。
歴史は古く創業は1951年で、軍需産業で栄えた新潟県三条地区で、廃材を使ったドライバーを製造販売されていました。
時代の空気を巧みに読みながら、ヒット作品を次々に世に送り出しては、販路を広げてきたのです。
時代を読みながら必要に応じてキャラクターを変えていく柔軟さが、アネックスの魅力であり、一大企業にのし上げてきた秘訣でもあるのでしょう。
ドライバーグリップに樹脂を混合するために、プラスチック型の使用を発案し、大量生産を容易にしました。
家庭用ミシン用ドライバーや車のメンテナンス工具を、誰でも手軽に手に入れて、DIYをいつでも楽しめるようにしたのもアネックスです。
今現在各種ホームセンターでアネックス製品を、当たり前のように見つける事ができます。
アネックスのロゴマークについて
創業当時はクローバーと名乗っており、ロゴマークも三つ葉のクローバーでした。
昔からアネックスを知っている人は、むしろクローバーの方が馴染み深い事でしょう。
クローバーマークのミシンをわたしも使っていたという人も多いはずです。
どれだけ踏まれてもたくましく立ち上がっていく、中小企業の基本姿勢を表したものでです。
不屈の精神で時代の最先端を走り抜けてきた、先代の精神をそのままあらわしています。
アネックス工具のラインナップ
アネックスは誰でも手軽に使えるドライバーの専用メーカーとして、知られています。
歴史をみてお分かりのように、時代のニーズをいち早く読み取り、庶民が本当に欲しいと思っている工具を提供し続ける、ヒットメーカーでもあるのです。
特に質の良いドライバーやピット、あるいはねじ回し工具は国内外で人気があります。
アネックス工具は建築業界や自動車整備分野あるいは、機械工具をはじめ様々な業界で採用されています。
代表作の龍靭ビットは、高い硬度と壊れにくさが自慢のオリジナル工具です。
アネックスは研究開発に熱心なメーカーとしても知られており、関連業界から厚い信頼を置かれています。
何度も破壊テストや使用テストを細やかに行う事で、自信を持って提供できる製品だけを市場に出しています。
実験の中で誕生した合金鋼は、史上最強の硬度を持つ金属なので、日持ちがいいです。
アネックス製ピットは長持ち
アネックスと言えば黒龍靭ビットです。
衝撃を大幅緩和して消耗を押さえ、寿命を伸ばせるところまで伸ばす工夫を見つける事ができます。
中央の細かい刻みは、クッションの働きをします。
小さな部品なのですが、計算つくされた部品なのです。
作業スピートをあげ、よりハイパワーな作業で繰り返し使うためには、より精度の高い製品を生み出さなければなりません。
社会のニーズに沿った工具を研究した中で、黒龍靭ビットのようなデザインに落ち着ついたのです。