木工用接着剤の使い方と選び方
木工用接着剤の種類にはどんなものがある?
木材のほか、紙や布などを接着させる際に役立つ木工用接着剤は、さまざまな製品が市販されていますが、用途や機能によっていくつかの種類があります。
使用する際には、自分の用途に合ったものを選ぶことが重要になってくるのです。
まずもっとも一般的なタイプが、乾くのに少々時間がかかりますが衝撃に強いタイプです。
木材を接着する場合には、たいていこのタイプでカバーすることができます。
それから耐水性を備えたタイプは、雨に濡れるなど水と接する機会があるモノに対して使う際に役立ちます。
乾燥すると硬くなるのが特徴です。
そして3つ目がすぐに接着するタイプで、いわゆる瞬間接着剤タイプです。
とにかくすぐに効果があらわれて接着するため、細かな部品・木工品を組み立てる際などに向いています。
一般的なタイプの場合、接着剤が乾いて効果を発揮するまで接着した部分を固定する必要がありますが、小さい木工品の場合はなかなかそれができないため、こうした即効性に優れた瞬間接着剤が重宝するのです。
ほかには、細かな部分に使うのに便利なペンタイプのものなど、使い勝手の良さを工夫した製品もあるのでこうした点も確認しながら選んでみるとよいでしょう。
木工用接着剤の使い方
木工用接着剤の使い方のポイントは、「まず接着する部分をきれいに拭くこと」です。
汚れが付着したまま接着させようとすると、十分に効果ができない恐れが出てきます。
せっかくの接着剤の効果を高めるためにも、表面をきれいな状態にしておくようにしましょう。
そのうえで、接着する面に接着剤を塗布していきます。
ポイントは多めに接着剤を使うことで、接着させた際に接着剤がはみ出るくらい塗るのが原則です。
そのうえで、はみ出した部分を拭き取るか、気にならなければそのまま乾燥させます。
そして接着・固定したうえで圧着します。
これがなかなか難しく、うまく圧着させる環境を用意できないことが多いので要注意です。
万力で固定できれば理想的ですが、手元に万力がない、あるいは接着するモノのサイズが大きい場合には、重量があるものを上に置く、または左右から挟むといったやり方を工夫してみましょう。
なお、はみ出したボンドを拭き取る作業はこの圧着でしっかり固定した後で行ったほうがスムーズにできます。
これで作業は完了ですので、後は接着剤が乾燥してしっかり接着するのを待つだけです。
木工用接着剤の注意点
接着面はきれいにしておくこと、接着剤をつけたらしっかりと圧着すること、そして用途にあった接着剤を使用することが重要です。
うまく活用すれば、木工用接着剤はさまざまな用途で使用することができますし、DIYの楽しさを大いに高めてくれます。
ぜひともお気に入りの木工用接着剤に手に入れて、使いこなしてみましょう。