ねじ・ナットは強く締めつければいいもの?

ネジの締め付け方について

ネジを活用する場合には、適正な締め付けを行うことが必要です。
ネジの締め付けが弱いと、段々と緩んでしまうことになります。
しかしながら、あまりにも強くネジを締めてしまうと逆にネジの緩みの原因になってしまいます。
従って、適当な強度でネジを締めることが必要になるのです。

ネジを締める応力はねじの降伏点あるいは耐力の70%を最大であると言われています。
中々一般の人がこれを実践するのは難しいので、経験に頼らなくてはならなくなります。
工具を使った作業をこなしていくと、どのくらいの硬さでネジを締めればいいのだんだんとわかるようになります。
緩んで来たら、ネジを締めなおすようにすることによって、勘をつかめるようになるはずです。

工具の管理も重要

ネジを締める際に用いるドライバーが摩耗していると、ネジ山を損傷してしまうことになります。
ネジ山を損傷してしまうとネジをしっかりと締め付けることができなくなってしまいます。
ドライバーの劣化はドライバーの金属部分の錆が原因になりますので、錆対策を常に行っておくようにするといいでしょう。

金属性のネジも同様にさびてしまうこともあります。
湿度の高い環境の場合には、ネジ自体の錆対策をしっかりとしておくことも必要です。

スリップ防止のための手袋などの利用

ドライバーを使って、ネジを締める付ける場合には、十分な力をドライバーを使ってネジに与えなくてはなりません。
手の腕力が十分でなかったり、汗などでドライバーが滑ってしまうような場合には、ネジをしっかりと締め付けることができなくなってしまいます。
それを防止するための道具や手袋などを活用することもお勧めです。

上手くネジを締めつけることができないという場合には、プロの方に作業を依頼することも必要です。
何回かプロの方の作業風景をみていれば、どのような感じでネジを締めつければいいのかわかるようになるはずです。

ネジに対してあまりにも大きな負荷をかけない

ネジをシッカリと締め付けるようにすることが必要であるのは言うまでもありませんが、あまりにも大きな負荷がかかるような環境ですと、ネジが折れてしまうことも考えられます。
しっかりと締め付ける事だけを考えるのではなくて、ネジの半径を太くしたり、更には寝jの本数を増やすような工夫も必要になります。

しっかりと機能をするために物を固定することを目的として、ネジを利用する訳ですので、まずはネジがその目的にかなったものであるかどうかをしっかりと精査することから始めなくてはなりません。
その様な状況下でネジがしっかりと締め付けられているかどうかをしっかりと確認することが必要になってくるのです。