エンジンオイル交換に必要な工具と手順

車を長期間乗り続けるためには、定期的なメンテナンスが欠かせません。その中でもエンジンオイルの交換は、エンジンの寿命を延ばし、性能を保つために非常に重要な作業です。オイル交換をプロに任せるのも一つの手ですが、自分で交換できればコストを抑え、さらに愛車に対する理解も深めることができます。今回は、エンジンオイル交換に必要な工具と手順をわかりやすく解説します。

エンジンオイル交換に必要な道具

エンジンオイル交換を自分で行うためには、いくつかの工具やアイテムが必要です。ここでは、最も基本的なものから、交換作業をスムーズに進めるために役立つ道具を紹介します。

1. エンジンオイル

エンジンオイルは車種に合わせて適切なものを選ぶことが大切です。車の取扱説明書やエンジンオイルの推奨規格を参考にして、適合するオイルを選びましょう。オイルには粘度や品質がさまざまなものがありますので、必要に応じて最適なものを選ぶと良いです。

2. 工具セット

エンジンオイル交換には、一般的な工具セットが必要です。特に重要なのは「メガネレンチ」や「トルクレンチ」です。これらの工具を使って、ドレンボルトを緩めたり締めたりします。車種によりドレンボルトのサイズが異なるため、必ずサイズを確認して適切な工具を選ぶようにしましょう。

3. 廃油処理ボックス

オイル交換後には、使用済みのオイルを適切に処理する必要があります。そのため、廃油処理ボックスは必須です。容量は車のオイル量に応じて選び、オイルが溢れないように十分な容量を確保しておきましょう。

4. オイルジョッキ

新しいエンジンオイルを車に注ぐために使用するのがオイルジョッキです。オイルジョッキは、こぼれないように慎重に注ぐために役立つ道具で、特に注ぎ口の広さや容量に注意して選ぶことをお勧めします。

5. ドレンパッキン(ドレンワッシャー)

ドレンボルトを締める際、必ず交換するべき部品が「ドレンパッキン」です。古くなったパッキンを再利用するとオイル漏れの原因になりますので、毎回交換するようにしましょう。車種によってサイズが異なるので、確認して購入してください。

6. ジャッキとジャッキスタンド

オイル交換を行うためには、車をジャッキアップすることが一般的です。ジャッキを使って車を持ち上げ、その後ジャッキスタンドを使って車を安定させます。車高の低い車では、ジャッキアップが難しいこともあるので、その場合は車をリフトアップして作業を行います。

7. ブレーキ・パーツクリーナー

オイル交換中にオイルがこぼれたり、ドレンボルト周辺が汚れたりすることがあります。こうした汚れを清掃するために、ブレーキ・パーツクリーナーを使用します。これを使って、きれいに拭き取ることができます。

8. ペーパータオルや手袋

作業中は手が汚れることが多いので、手袋をして作業を行うことをお勧めします。また、オイルを拭き取るためにペーパータオルも必須です。

エンジンオイル交換の手順

エンジンオイル交換は、正しい手順を踏めば、特別な技術がなくても誰でも実行できます。ただし、安全面には十分に配慮し、作業前に必要な道具を準備し、車を安定した場所に駐車してから始めましょう。

1. 作業前の準備

まず、車を平坦な場所に駐車し、エンジンが冷えていることを確認します。エンジンオイルは高温になることがあるため、冷えてから作業を始めることが安全です。また、ジャッキを使って車を上げる前に、駐車ブレーキをしっかりとかけておきましょう。

2. オイルキャップとゲージを緩める

オイル交換を始める前に、エンジンオイルが抜けやすくなるように、オイルキャップを少し緩めます。これにより、空気が入り、オイルがスムーズに排出されます。オイルレベルゲージも引き抜いておくと、オイルの流れが良くなります。

3. ジャッキアップ

次に、車をジャッキアップして、ジャッキスタンドでしっかりと支えます。車の下に潜り込むことになるので、安全確認をしっかりと行ってから作業を進めましょう。ジャッキの位置やジャッキスタンドの配置には十分注意を払いましょう。

4. ドレンボルトを緩める

車の下に潜り、オイルパンのドレンボルトを確認します。ドレンボルトを緩めるために、メガネレンチを使用します。慎重にゆっくりと緩め、オイルが出てくる場所に廃油処理ボックスをセットしましょう。オイルは勢いよく排出されることがあるので、思いがけずこぼれないように注意します。

5. 古いオイルを排出

ドレンボルトを外すと、古いオイルが流れ出てきます。オイルが完全に排出されるまで待ちます。オイルが完全に抜けるまでには数分かかることもあるので、焦らずに待ちましょう。その間に、ドレンボルトや周辺を拭き取って清潔に保つと良いです。

6. ドレンボルトとパッキンを取り換える

古いオイルが抜けたら、ドレンボルトを元に戻す前にドレンパッキンを取り換えます。古いパッキンが固着していることもあるので、取り忘れのないようにチェックしましょう。新しいパッキンをセットし、ドレンボルトを締めます。ここでトルクレンチを使い、規定のトルクでしっかりと締めます。

7. 新しいエンジンオイルを入れる

新しいエンジンオイルを、オイルジョッキを使って車に注ぎます。オイルを注ぐ際は、少量ずつ慎重に注ぎ、オイルレベルゲージで確認しながら進めます。オイルが多すぎても少なすぎてもエンジンに不具合を引き起こすことがあるので、適切な量を入れることが重要です。

8. 最終確認

オイルの注入が完了したら、オイルキャップをしっかりと締め、エンジンをかけてしばらくアイドリングします。その後、オイルレベルゲージでオイルの量を再確認しましょう。オイルが漏れたり、異常がないかもチェックし、問題がなければ作業完了です。

まとめ

エンジンオイル交換は、車のメンテナンスの中でも比較的簡単な作業ですが、正しい手順で行うことが重要です。必要な道具をしっかり準備し、安全に作業を進めることで、エンジンを長く良好な状態で維持できます。自分で作業を行うことで、愛車への愛着も深まり、メンテナンスに対する理解も高まることでしょう。

とはいえ、初めて自分でオイル交換を行う場合は、少しハードルが高く感じることもあるかもしれません。その場合は、無理せずオートバックスなどの専門店

でサポートを受けながら学ぶのも一つの方法です。