はんだごての使い方

はんだごてとは?その役割について

はんだごてとは、電子機器など精密な部品の取り付けを行うための道具です。
熱ではんだを溶かした状態で、そのはんだを部品や部品を取りつける基盤に接触させて部品と基盤を接着させるのです。

この「はんだ」とは、銀色をしている錫と鉛によってできた合金のことです。
つまり、熱で金属を溶かしたうえで取りつけたい部品同士や部品と基盤にくっつけることで、はんだが冷えて固くなったときに両者をしっかりと接着させることができる仕組みになっています。
金属を使った接着剤とも言えるでしょうか。

溶かすと柔らかくなり、冷えて固まると硬くなるというはんだの特徴をうまく活用した道具であり、電子部品において広く用いられています。
非常に細かな部品を簡単に取りつけることができる便利な道具なのですが、使用の際にははんだごてが金属を溶かすために高温になるので、扱いに注意が必要な面もあります。

はんだごての使い方

はんだごては、メインとなるはんだごてと、素材となるはんだを使って作業を行う形になります。
さらに細かな部分ではんだづけの作業を行う場合には、フラックスという道具を使用することもあります。
はんだの面積を広げたり、接着したい場所にうまくはんだをあてるための道具です。
はんだは流動性があまりなく、溶かした時に丸くなってしまい細かい部分にうまくあてるのが難しい面があるため、こうした道具が必要になります。

それから、はんだを付けすぎてしまった場合に除去するためのウィックというコード上の道具も用意しておきましょう。
これはつけすぎた接着剤を拭き取るようなもので、精密機器にはんだづけをする際にはとくに重要な意味を持ちます。
それから、水で湿らせたスポンジも用意しておきましょう。

こうした道具を揃えたうえで、実際のはんだづけの作業を行っていきます。
まずはんだごてを加熱したら、水を含んだスポンジで先端に付着している黒ずみ(付着した酸化物)をきれいに落としましょう。
そして十分に加熱したら、接着させたい部品同士、または部品と基盤にコテ先を触れて温めます。
時間は5秒くらいで、その部分にはんだを押し当てます。

すぐにはんだが溶けるので、十分な量のはんだが必要な範囲をカバーできたら離します。
そしてはんだが冷えて固まるのを待って、不要なハンダの部分を切り取ったら完成です。

はんだづけの作業は多少コツが必要なので、最初のうちはうまくいかなかったり、仕上がりが不格好になってしまうこともあります。
ただ、作業そのものに特別なスキルは必要ありませんから、何度も繰り返していくうちにうまくできるようになるでしょう。
とにかく火傷しないよう注意が必要です。
このはんだづけ作業ができるようになれば、電子製品の組み立てだけでなくさまざまな作業に役立てることができるようになるので、ぜひとも身につけたいところです。