ドリルドライバーの選び方
ネジ締めも穴あけもできるドリルドライバーとは?
ドリルドライバーは先端の「ビット」を交換することで、「穴をあけるドリル」と「ネジを締めるドライバー」、どちらも使える電動工具になります。
棚の取り付けをするときや、工具が必要な家具で役立つのはもちろん、机など木工のDIYをする時には穴あけがしやすい電動工具は、特にDIY初心者には必需品です。
ドリルドライバーの基本的な使い方
ドリルドライバーを使うには、まず使いたい目的に合わせてビットを取り付け、柄にある「スイッチ(レバー)」を握り込んでオン・オフを切り替えます。
このスイッチは握る強さで回転速度が調節できる機種が多くなっていますが、事前に確認しておきましょう。
「ビット」を装着する/取り外す時には、安全のため必ずバッテリーを外して行います。
先端付近の「キーチャック」を手で反時計回りにし、ビット部分を固定するツメ状のパーツ「チャック」を開き、ビットを差し込んでから時計回りにキーチャックを締めてチャックを閉じ、しっかりとビットが固定されたか確認してください。
ドリルドライバーを使う際には、他にも次のような調整もできます。
本体上部にある「変速スイッチ」では、回転の最高速度を切り替えられます。
普段使いは高速で問題ありませんが、大きい穴をあける/長いネジを打つ時は低速側がおすすめです。
また、使い慣れないうちも低速にしておきましょう。
「クラッチ」はネジ締め時の締め付け力を調節します。
一般的には、数字が大きいほど強くなります。
短いネジや薄めの材では、力が強すぎると壊れてしまう可能性があるので数字を低く、逆に硬材や長いネジでは高めにする使い分けができます。
「正転・逆転スイッチ」は、主にネジ締め・ネジを緩める時に使います。
スイッチを切り替えることで回転方向が逆回りにできる、もしくは回転をロックすることもこのスイッチで可能です。
用途に応じたドリルドライバーの種類、選び方
ドリルドライバーの種類には、バッテリー式とコード式の2種類があります。
バッテリー式はドリルドライバーの主力、人気の高いタイプで、コードの長さ・重さに関係なく利用でき、電源がなくても使えるため持ち運びの自由度も高くなります。
ただしバッテリーが無くなると動かなくなってしまうので、長時間の作業では替えのバッテリーを準備しておく必要があります。
コード式は、バッテリー式とはメリット・デメリットが逆転します。
バッテリー残量を気にする必要が無い反面、屋外作業や位置を移動することの多い作業では不向きです。
ただし、固定の作業場・作業台の上でしか使わない、移動を考えないでいい場所での使用にはコード式がおすすめです。